１０月の１５、１６日の連休を利用して群馬県の八ッ場（やんば）ダムを見てきました。もちろん車中泊利用です。
夜勤明けの夜中に出発し道中の上里SAで仮眠をとって、夜明けに車内で自家製のおむすびと道中コンビニで買ったサラダを食べてから道の駅・八ッ場ふるさと館に向かいました。
先の台風19号で一気に注目度が増した八ッ場ダムですが、旅行自体は以前より予定していました。試験湛水※で水が溜まりだしたダムの満水になる前の様子を見てみたくなったのです。もちろん、ダムカレー、ダムカードも目当てとなります。
※ 試験湛水：しけんたんすい・出来立てのダムに貯水して問題がないかチェックするための貯水。ダム本体への水圧での歪み等、見立て通りかどうか色々確認するそうです。
水をたたえる前のダムの様子を、と今回の車中泊旅行を計画したわけですが件の台風に私の目論見は泡とされてしまいました。19号で被災したり、亡くなられた方も多く、目論んだ水が貯まる前のダムの様子が見れないことも分かっていたので、このタイミングで旅行に行くのもどうなのかなとも思ったのですが、地元の温泉のTweetや道の駅の「営業してます！来てください！！」と言った声に、こういうのも応援のひとつの形かなとエクスキューズを得た思いでハンドルを握ったのでした。
私が見た八ッ場ダムはニュースやTwitterで流れる画像よりさらに水位が増してほぼ満水のように見えました。
平日にもかかわらず「やんば見放台」と呼ばれる展望台は多くの人が訪れていました。祝日の14日はさらに多くの人で賑わっていたようです。
台風の上陸前後、私の地元の城山ダムを始め緊急放流の予告や実行の報道が流れたり、スマホにはひっきりなしに緊急避難等の連絡が入ってくるなど日本中が異様な雰囲気に包まれていました。私自身は上陸当日の13日も休日で家で大人しくしていました。
１日そこらで一気に満水近くまでの雨水を引き受けて見せた八ッ場ダムが一躍時のヒーローのごとくなりましたが、私自身はダムよりもこれだけの水を落として見せた台風の力、恐ろしさに驚かされましたね。八ッ場がどれだけ治水に貢献したのかというのも色々取りざたされているようですが、ゼロ貢献ということはないでしょう。
地元、近隣の何度か訪れていると思われる人々も口々に「全然、変わっちまったなぁ！！」「えぇーーっ！？こないだまで空っぽだったんだけどなぁ」と驚かれてました。
道の駅・八ッ場ふるさと館でダムカレーを食しました。辛口・甘口の二種類があり、私は辛口のほうを選択。味そのものは「うん、普通のカレー」といった感じでしたが（笑）、瀬戸物?でできたダム本体でルーとご飯を分断する形となっており、お皿と含めて食器の販売もしているようでした。
カレーを食べたり、お土産を買うことで道の駅製？のダムカードをもらえるようです。このダムカードは道の駅ほか、近隣の施設で割引でサービスやソフトクリームが食べられたり、付加価値もついているお得なカードです。
そして、本物?のほうのカードは道の駅・やんば見放台・やんば資料館という三ヶ所をめぐるスタンプラリーをこなした報酬の形でいただけるようです。
このカード、何度もアップデートされているようで、道の駅の窓口に「歴代ダムカード」と称した展示がありました。かなり欲しいけど、今さらですね。私がもらったカードは最新ですが、いまだ「建設中」の八ッ場ダムカードという扱いになっており、いずれ完工した八ッ場ダムのダムカードが近いうちに出るんだろうなという印象でした。これはリピート客を呼び込む一種の戦術ですね(^^)。色々考えているようです。
目的のダムカードをゲットして、地元の共同浴場・川原湯温泉 王湯（おおゆ、と読むそうです）に行きました。スタンプラリー対象のやんば資料館のすぐそばにあります。
窓口で小さいロッカーはお金が戻ってくるけど、大きい方のロッカーは有料なので使い分けて下さいと案内を受けて利用。普通のかごもあるので、脱いだ服などはそこにしまい、貴重品だけ小さなロッカーを使わせてもらいました。出来て数年程度か、とても新しい温泉です。温泉はちょっとした高台にある感じなのですが、足元の道路はまだ整備中でした。1日の目的を果たして道の駅に戻ります。
道の駅で車中泊させてもらうにあたり、ネットでここの道の駅を調べてみると「12時間以上駐車する場合は、窓口に申告してください」といった情報があったので、ダムカードをもらった窓口に断りにいきました。マナーの悪い車中泊客が過去にいたのか、対応した職員が一瞬ひきつった表情になっていましたが、一晩だけであることをつげると安心したようでした。色々苦労があるみたいですね…。氏名や車種、車のナンバーなどを記したメモ書いて渡しました。こちらには後ろぐらい思いはないので、どうということはないです。
長くなってしまったので、続きはまた別のエントリーにさせてもらいますね。
